珈琲山居のブログ

京都市の珈琲店、珈琲山居(こーひー・さんきょ)です。こちらのブログから、お店に関するお知らせや日々のあれこれをお届けします。

日記(4/15~16)

4/15(水)
 朝から店内の掃除と焙煎器のメンテナンス。どちらもいつもより念入りに。午前中は定例の鍼灸。いつもよりだいぶ体が固まっていたらしく、終わった後のほぐれ方でそれを実感。
 昼食はほり場さん*1。メニューが少し変わっている!さっそく新作をチョイスし、今日も蕎麦湯まで堪能。食後に蕎麦談義をするのも楽しい。
夕方、昨日発送した豆の配達状況を確認したら普通に届いていた。実家に送った別の郵便物が数日遅れで届いたようだったから拍子抜け。
夕食は大根と厚揚げのグリル、じゃがいもロースト(薄切りの芋を南部鉄フライパンで揚げ焼きすると非常に美味しい)鶏肝煮(玉吉さん謹製)、きのこ汁、キヌア入りご飯。
 話は変わり、検討していたCD環境について。結局、中古品のCDプレーヤーを買うことにして今日手配を終えた。こんな状態では暫くレコードを買うペースも鈍るだろうし、手持ちのCD音源を有効活用しよう*2ということで。機種はスムーズに決まり、あとは届くのを待つのみ*3

4/16(木)
 朝、1セット焙煎。
 営業時間を変えて早一週間。表面的にはすっかり適応しているものの、火・水と街の雰囲気など目の当たりにして、改めて今後どうするか考える時間が増えている。それはこの先一ヶ月くらいの営業についても、もっと中長期的な生活ぶりや生き方自体についても。アフターコロナからウィズコロナへ、などといった言説を見るにつけても、このまま何もかも元通りとはいかないはず。朝食を摂りながら、そんなような色々について妻と話す。もちろん簡単に答えが出るとは思ってはおらず、さりとて変に考えすぎたり深刻になったりする必要もないだろう。いずれ訪れる宇宙タイミングを逃さないようにするためにも、今は心身整えながら、この場で朗らかに穏やかにやっていくしかない。  
 さて、そんなわけで今日も淡々と準備しながらお客様を待つ。折り悪しく店の前の交差点では今日から水道管の工事が始まっており、重機とトラックがなかなかの賑わい。新聞では人文研の先生方の鼎談を興味深く読んだ。
 午後、久々にNさんお見えになる。今日聞いた話でなるほどと思ったこと:
  ・図書館のサービス休止→校正者の調べものが停滞→新刊書の進行に影響
  ・市民の外出自粛→自宅で掃除や蔵書整理→買い取り依頼は概ね堅調
 夕方、郵便受けを確認したら春の古書祭りの目録が届いていた。送り主はさっき来られていたNさん。みやこめっせでの即売会は案の定中止だったが、古書には目録販売というルートがあるのね。初めて見る古書組合の目録は興味深く*4、最後までページをめくってしまった。
 別のお客様と話していたら、緊急事態宣言が残りの40道府県全てに出るらしいとのこと。かといってすぐ何ができるでもなく、粛々と片付けて閉店。
 夕食:だし巻き(高田さんの平飼有精卵)、豆腐と野菜蒸籠蒸し、肝煮、味噌汁、七分撞きご飯(里芋、切り干し、アーモンド入り)、食後にリンゴとバタークッキー、自分は何となく食べ足りなくてカンパーニュを一切れ。

*1:最近、蕎麦が多くて麺ゲル係数がいつになく高水準な我が家です

*2:ただでさえ空き時間が増えつつある中、限られた枚数のレコードだけで自分が飽きないようにする意味もあるというかむしろそれだけ?

*3:配送網の混雑に拍車をかける振る舞いに不要不急の文字が去来したことは否定しない。ただし一瞬だけ

*4:京都帝大の戦前のシラバスとか、卒業アルバムとか、はたまた江戸時代の柔術の目録とか、なんでこんなものが…という商品多数。あと、お、これは良いなと思った本の出品者が大抵Nさんのだったのも面白かった