珈琲山居のブログ

京都市の珈琲店、珈琲山居(こーひー・さんきょ)です。こちらのブログから、お店に関するお知らせや日々のあれこれをお届けします。

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 こんにちは、いやま(ゆ)です。この週末は小豆ケーキと、冷やし小豆、コーンブレッドをご用意しています。

さて少し前に、murmurmagazineの第2号を本棚に追加しました。

ヴィスワヴァ・シンボルスカの「可能性」という詩が掲載されている号で、これを最近マーマーチャンネルで服部みれいさんが紹介されていたのです。

https://www.youtube.com/watch?v=ZNmk5c-g0MA

シンボルスカの詩の朗読と、それに対する服部さんのオマージュ、おもしろいです。

服部さんバージョンについての感想。

「猫も犬も好き」・・・わたしは猫が大好きで大きな犬がちょっとコワいです。 原詩には○○より××が好き という様なところが何か所かあるのだけれど、服部さん版はよりフラット。比較自体をやめ、妥協もせず、自分にとって一番いい選択をする姿勢を感じる。

モンゴメリよりリンドグレインを好む」・・・どきっ。というのは、私はモンゴメリの「赤毛のアン」シリーズ*1を愛読していてリンドグレインの「長くつ下のピッピ」は未だに読んでいないのです。別に赤毛のアンが否定される訳ではないのだけれど*2、アン=失敗や困難を経て優等生的に成長 ピッピ=失敗という言葉が辞書にない、世界一強い女の子 というニュアンスが感じられ、うーん!今までの私はどちらかというとアンだったけれど、これからはピッピで行きたい、と思います。まずはピッピを読んでみよう。

詩、好きです。万葉集や俳句、現代詩・・体系的に読んではいないけれど、たまたま出会って心に残っているものがいくつかあります。自分では、3年前ごろ風邪の熱から回復中の時に(なぜか)詩を書いたことがあります。これは、いつか、どこかに公表?するかも、しないかも、しれません。

 

 

*1:アンが成長し、大学に行き高校教師になり、結婚し、、という赤毛のアンその後のストーリーが実は10巻ほどあるのです。誰もが読んだことのある第1巻では、夢見がちでおてんばな女の子といった感じのアンが、成長し成熟していく様が描かれています。

*2:見知らぬ土地からやってきた赤毛の女の子という設定で、世界的に読み継がれる児童文学という共通点から、服部さんはこの二つを選んだのだと思う。