先j日、寺町御池の100000tでジャズのレコードを色々買いました*1。その中にVince GuaraldiがブラジルのギタリストBola Seteと共演したライブ盤がありまして。
クリスマス・アルバム好きの店主にとって、Vince Guaraldiといえばチャーリー・ブラウンのひと、なわけですが、このアルバムでもメロディアスで軽快なピアノが堪能できます。とくにA面の最後に収録された「more」、これがやたらとキャッチー、どことなく歌謡曲とかJ-POPを思わせるアレンジなのです。製菓担当は誰か歌手のバージョンを聴いたことがあると言っていましたが店主はあまり聴き覚えがなく、調べてみると映画「Mondo Cane*2」のテーマソングでした。作曲者はイタリアのリジェーロ・オルトラーニ。英語詞がつけられてからは多くの歌手がカヴァーしたようです。
で、今さら書くようなことでもないのでしょうけれど、モンド映画とかモンド音楽の「モンド」ってこのMondo Caneから取られているのですってね。いやー、世の中まだまだ知らないことばかりです。知らなかったついでにもうひとつ、70年代にMondo Caneの編集版がテレビ放映されたときのナレーションは、まだ有名になる前のタモリさんだったそう。
といった些末なネタはともかく、Vince版Moreは彼の歌心あふれる演奏にグッときます。B面では「黒いオルフェ」などBola Seteの疾走感あふれるギターも聴きごたえあり。最近店でよくかけていますので、遭遇した方は「ああこれか・・」と思ってください。