珈琲山居のブログ

京都市の珈琲店、珈琲山居(こーひー・さんきょ)です。こちらのブログから、お店に関するお知らせや日々のあれこれをお届けします。

オープンしました

 例によって早めに開けています。今日は久々に、自家製のスノーボール*1を少量ながらご用意できました。朝方の雨が降りやみ、お天気はおおむね回復してきた様子です。このあと18時まで、いつもどおりにお待ちしております。


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これは最近気に入っている2曲。上がシューマン、下がショパン。チリチリ・プチプチしたノイズがいかにもSP盤っぽい音で、昔よく聴いていた『ロームミュージックファンデーション SPレコード復刻CD集』*2を思い出す。

 何度か聴くうちに、あれ?なんかいい曲だぞと作曲者を確認したところ、今のところあまり馴染みがないというか、どちらかというと苦手意識すらあるお二人だったのでちょっとびっくり。一応、現代に録音された同じ楽曲それぞれも聴いてみたのだけれど、そちらにはあまり惹かれず。

 以上の聴取体験に照らし、クリアーな音だとロマン派の抒情性?が一層はっきりと迫ってきてしんどいのではないか、逆にSPの音なら、そういった情念がノイズやら何やらによってほどよく希釈されることで、自分にはちょうどいい塩梅で聴けるのかもしれないというような、どうでもいいことを考えた次第です。ついては検証のため、ロマン派音楽の古い録音をいろいろ探してみようと思います。

*1:これは水曜に書いた“ちょっとしたもの”とは別枠

*2:ローム ミュージック ファンデーション SPレコード復刻CD集 全部で20枚を軽く超える壮大な企画。当時は図書館で借りてPCのiTunesに入れていた。そのPCもすでに廃棄している今になって、気になる曲は以前よりずっと増えており、元のCDを手に入れてでも改めて聴きたくなってきている