珈琲山居のブログ

京都市の珈琲店、珈琲山居(こーひー・さんきょ)です。こちらのブログから、お店に関するお知らせや日々のあれこれをお届けします。

「季刊しょうぶ」(社会福祉法人 太陽会 障害者支援センターSHOBU STYLE) *Add some books to my shelf <4>

 先週、鹿児島のしょうぶ学園*1から広報紙『季刊しょうぶ』の最新号が届いた。ちょうど前号が手元にあったので、合わせて本棚に追加した。
 広報紙の一読者に過ぎない立場で知った風なことを書くつもりは全くないのだけれど、この10年でしょうぶ学園はすっかり有名になったのではないだろうか。入所者の方の展示は全国各地で開催されているし、ドキュメンタリー映画にもなった。施設についてもカフェのほかに手打ち蕎麦屋やパン屋がオープンしたほか、昨秋には新棟のお披露目もあったようだ。
 そんなわけで、学園の詳細はこれまでにも各メディアでも色々取り上げられているところであり、ここで屋上屋を架すことはしない。直近では先月刊行された福森伸さん(同学園の統括施設長)の書籍*2をを読むのが良いのではないかと。

 蛇足ながら店主は10年ほど前に一度だけ、学園を訪れたことがある。しかも、訪問直前の時期に福森さんとお話する機会に恵まれ*3、近々学園に行くつもりである旨お伝えしたところ、当日には付きっきりで施設を案内いただいたのだった。あまりの親切ぶりにすっかり感じ入り、京都に戻ってお礼状をお送りしたら程なくしてこの広報紙が届いた。それ以来ずっと読ませてもらっている。
 いつだったか紙面がリニューアルされ*4、近年は福森さんのエッセイや対談など興味深い記事が多い*5
 鹿児島には古くからの珈琲店も多いので、しょうぶ学園とセットでいつかもう一度行きたいと思っている。

*1:http://www.shobu.jp/news.html

*2:https://www.shobunsha.co.jp/?p=5546

*3:メリーゴーランド京都で開催されていたnui project展を観に行ったとき、偶々在廊されていた

*4:juddという地元のデザイン会社が手掛けている。たしか代表の方は、岡本仁さんによる案内シリーズの一冊目『ぼくの鹿児島案内』にも登場していた

*5:“ニューロティピカル”という言葉についての文章など特に印象に残っている。と書いてみたものの手元に残っておらず掲載時期などの記憶も朧気…もしかしたら広報紙ではなかったかもしれない