昨日は月が綺麗に見られたようですね。先週、京都新聞の一面コラムは月にまつわる歌がテーマでした。何曜日だったか、ペーパー・ムーン(It's Only a Paper Moon)の解説に「ペーパー・ムーンは記念写真の背景として昔のアメリカでは人気があった」とあり、へえーと思って画像検索したところ、大きな三日月に腰かけた人物、という構図の写真がわんさか出てきてアレか、と納得。あと、同じ頃に和田誠の「いつか聴いた歌」を読み返していたらペーパー・ムーンの作曲者がOver the Rainbowのハロルド・アーレンと書いてあって、それにもまたまたへえーとなったのでした。
前よりジャズをよく聴くようになったので、スタンダード曲にも改めて興味が湧いておおります。ペーパー・ムーンについては昔からナット・キング・コールの歌唱*1で馴染みがありましたが、最近買ったオスカー・ピーターソンのレコード*2では、彼自身がヴォーカルをとっていました。図体に似合わぬ?優しめな歌声でけっこう良かったです。
Oscar Peterson sings Nat King Cole 'It's only a paper moon'
ここ数ヶ月、気になった曲をこの本で探すと大抵載っている。さらっとエッセイのような顔をして辞書のように使える一冊。今更ユリイカの和田誠追悼特集号を読んでいるのもあるけれど、この方の仕事の幅と深さには本当にまいってしまう。