珈琲山居のブログ

京都市の珈琲店、珈琲山居(こーひー・さんきょ)です。こちらのブログから、お店に関するお知らせや日々のあれこれをお届けします。

*[日々]

 今日も一件納品。午後、休憩に入った珈琲店でカエターノらしき声と良いメロディ。聞いてみたらアルバム「 QUALQUER COISA 」だった。ビートルズカバーの「For No One」にぐっとくる。

 


Caetano Veloso - For No One

 

*[読んだ本]

 ・そばや今昔 堀田平七郎編(1978 中公新書

 浅草・並木藪蕎麦の創業者である堀田勝三氏の書き残した文章を、長男の平七郎氏(並木藪二代目・故人)が編者としてまとめたというつくりの一冊。内容は同業者向けなのでジャーゴン*1の類が多く、その割に注や解説は少ないものだから、自分のように単に蕎麦が好きなだけの素人にはちょっとわかりにくい箇所もあった。でも見識ある先人の教えは色々と興味深かった*2

 関係ないけれど、並木藪といえば、店舗改修の参考になるかなと思って最近図書館で借りた「仕上げデザイン究極ガイド」(2016 エクスナレッジ)に、リノベーション施工例として取り上げられていた。そういえば、昔の面影を残したままでリニューアルしたっていうのが当時話題になってましたね。最近も雑誌か何かに載ってたような。BRUTUS

 

そばや今昔 (中公新書 513)

そばや今昔 (中公新書 513)

 

 

*1:例:釜下→蕎麦を茹でる釜の下の部分=火から転じて、火の加減やそれを世話する職人のこと

*2:例:そばつゆは猪口でなく徳利に入れて提供すべし。※はじめから猪口につゆが全量入っていると最後に出される蕎麦湯が塩辛くなってしまって残念なのですよ、という意味でここは我が意を得たり