第四世紀の最終号。総まとめ的な記事があれば、最終回を迎える連載もいくつか。かと思うと「発掘、昭和のおもしろ小説」なんていう本の雑誌みたいなノリの記事もあり(執筆者が豪華なのがまたよい)、読み終えるといつも通りの満足感であった。
ところでここ数号、我が家では瀬尾幸子さんの連載「瀬尾新聞」が静かなるブームの波紋を広げている。今回はついにエンテツ氏が登場(氏といえば大衆食堂であるところ、紹介されている一軒は私の好きな動坂食堂であった)、またしても他の追随を許さぬフリーダムっぷりに快哉を叫びたくなったものの、欄外に「次回から不定期の連載になります」とのキャプションが。自由すぎて毎号連載からも解き放たれてしまったのだろうか。