珈琲山居のブログ

京都市の珈琲店、珈琲山居(こーひー・さんきょ)です。こちらのブログから、お店に関するお知らせや日々のあれこれをお届けします。

改修工事28日目

 今日は午前中のみ現場の予定。だから早いとこ出かけるつもりが、用事を済ませていたら出発も到着もやや遅れてしまう。そのせいでOさんに豆をお渡しできたらと思っていたのに、タッチの差でお会いし損ねる。暑い中わざわざ立ち寄ってもらったというのに申し訳ない限り・・・。

 それにしても朝から日差しが強い。自転車で移動していても、照り付けられると室内に入っても暑さがなかなか引かず、若干ぼーっとしつつ作業に着手。さんざん検討を重ねた結果、腰板の材種は杉にほぼ決まり、本命視していたメーカのサンプルが届いたのだ。塗った後の色味に問題なければ、板はこちらのメーカに発注することになる。

 塗料は先日ブログにも書いた柿渋コートG。いざ塗ってみると、表面が超仕上げ*1だからか、塗料が少し浸透しにくい感じがある。他の材種と比べると一度塗りでは色付きがだいぶ薄く見えたりもして、やや不安になりながら塗装と乾燥を繰り返す。

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上:未塗装、中:1回塗り、下:3回塗り

 標準の3回塗りを終え、乾いたところに荏胡麻油を塗ってひとまず完了。荏胡麻油は封を開けたら食べ慣れた荏胡麻の香りがした(が、食用でないとの注意書きあり)。塗ってしばらくすると香りは抜けている。事前にアドバイスもらったとおり、さらっとしているし乾燥しやすく香りも残らず、素人にも扱いやすそう。塗装後の変化が気になったので板は持ち帰ることにした。

 追記:翌日(8/11朝)確認したら、色付きもツヤ感も濃く感じられ、許容範囲でした。これに決められそうで一安心。

*1:0.0X㎜程度の薄さにカンナ掛けする仕上げのこと。カンナ掛けといいつつ光沢感が残るくらいにキレイ。木材表面の導管を傷つけないので、木の自然呼吸を妨げないそう