今朝PCを立ち上げたところ、和田誠逝去の報に接する。昨日、そろそろ「落語横車」を読もうと思いつつ、書棚から手に取ったのは丸谷さんの本だった。もちろん装丁は和田さん。
もう10年くらい前のことだろうか、「銀座界隈ドキドキの日々」を読んですっかり参ってしまい、彼の仕事を辿るのが楽しくて仕方ない時期が長く続いた。音楽、映画、俳句、落語・・・と、私の中では“なんでもできる趣味の良いひと”の代表格として不動の地位を占めるに至っている。
最近の個人的和田誠トピックといえば、アダチ木版画の6枚セット*1がヤフオクに出ていたのに、逡巡しているうちに終わってしまったこと。もっと新しいエッセイが読みたかったし、一度は個展にも行ってみたかった。などなど、去来するものは多い。ご冥福をお祈りします。