珈琲山居のブログ

京都市の珈琲店、珈琲山居(こーひー・さんきょ)です。こちらのブログから、お店に関するお知らせや日々のあれこれをお届けします。

開店準備ラストスパート

 工事が終わり、いよいよ開店準備も大詰めに入っている。やることはいくらでも出てくるもので、必然的にブログ更新の時間がなくなってしまうのだった。今日は少しだけ余裕があったので、ここ数日の出来事をざっとおさらい。

 

10/31(木)
 前日の夜に額縁が届き*1、いよいよ開店案内のハガキに使う写真が撮れる状態になった。ので、色々予定を変更して撮影モードに。正面からファサードを撮るだけとはいえ、表ドアのガラスから室内の養生シートが見えるのは恰好悪いので中を片付け、表に置く植物がないのでなんとか探して調達して・・・と色々やっているとあっという間に昼。それでも西日がきつくなりすぎない時間帯にどうにか撮り終え、画像を編集して、用意していた印刷原稿に組み込む*2。どうにか11/2納品に間に合うタイミングで印刷会社に発注できた。

 

11/1(金) 
 家具、備品類の検討と発注。店の掃除など。地味な作業で一日が終わる。 

 

11/2(土)
 AM、開店告知のハガキが届く。昼過ぎ、ご近所のお花屋Hさんとお店に置く植物の打合せ。夕方、ロースターを取りに上高野に行くついでに数軒寄り道して、馴染みのお店やお世話になっている方々に出来立てのハガキをお渡しする。

 

11/3(日)
 早朝から開店案内の発送準備。前日に四苦八苦して印刷した宛名シールの貼り付け。
 9時半過ぎに予定どおり来客あり。台湾から来日されている郭さんがKさん、Oさんと一緒にお店の様子を見に来られた。ざっとご案内してから、2階の我が家でモーニングをご提供。今日は試作を兼ねたメニュー構成、蒸し器で温めたパン二種、キャロットラペ、重ね煮ポタージュ、珈琲。せっかくなので食器とカトラリーもお店で使うのと同じにしてみた。郭さんは珈琲にも興味を持ちだしたようで、なんと「珈琲屋」の台湾語版を持参していた。産地のことにも詳しく、パナマ以外のゲイシャの話で盛り上がった。おみやげに台湾・黒豆坊珈琲のエチオピアGori Geshaとパイナップルケーキをいくつかいただく。お三方にはさっそく開店案内ハガキを持ち帰っていただいた。
 お見送りして事務仕事をいくつか片付け、下鴨三井別邸の出町マルクトへ。ようやくNさんの和菓子にありつけた*3うえ、柿までいただいてしまった*4。会場では知人数名に遭遇して開店を知らせることができた。
 遅い昼食に一乗寺のそば鶴であんかけそば。ここでもすかさず開店ハガキをお渡しする。左京郵便局でシール式の63円切手を大量購入して帰宅。現行の63円切手ってソメイヨシノなんですよね。季節感がありすぎて使いにくいことこの上ない。

 

11/4(月)
 5時前に目が覚めてしまい、階下へ。カウンター席に陣取り、郵送する開店ハガキに添えるメッセージを黙々と書き続ける。前日、どこか喫茶店でも行って書こうかな・・・と思いかけたところで、あ、下が喫茶店だわ、ということに気づいたのだった。なかなか居心地よく、2時間半ほど集中してなんとか自分の担当分を書き終えた。
 日中は切手貼りやら備品の調達やらであっという間に時間が過ぎる。あとは店の掃除。結局、投函できたのは日が暮れてからだった。

 

11/5(火)
 店の掃除の続き。厨房の床に水を流して工事中に出た粉塵を洗い流し、タイルやステンレスを磨いた。並行して焙煎スペースを整理して、ロースターの部品をLPから都市ガス用に交換。ガス菅を繋いで無事着火を確認。
 昼前、椅子とテーブルの一部、衝立を使って客席のレイアウト検討。一昨日届いたテーブルが、入らないだろうと思っていたスペースにギリギリ納まり、これで一気に方針が定まった。
 夕方、わたしは開店案内をバラマキに街中へ。妻は引き続きお掃除。外出中にYくん夫妻が小浜のカニを届けてくれるという僥倖に浴し、さっそく晩ごはんに茹でていただく。生のカニを茹でるのは初めてだったのだけど、甲羅を下にしないとカニ味噌が流れてしまうとか、調べないとわからないですよね。ごちそうさまでした。

*1:Aさん、Mさんありがとうございます

*2:この辺の仕事はイラストレーターに詳しい妻の担当

*3:お得な三種セットを購入、栗と黒豆を使った大黒天がスマッシュヒット。また食べたい・・・

*4:これがまた抜群に美味しく、白和えにしても上品に仕上がりそうな上品な甘味と固さ