珈琲山居のブログ

京都市の珈琲店、珈琲山居(こーひー・さんきょ)です。こちらのブログから、お店に関するお知らせや日々のあれこれをお届けします。

日記(4/19~20)

4/19(日)
  朝、焙煎1セット。
  今日も新聞はころちゃんの話題で持ちきり*1。それでも日曜日だけは書評欄などオアシスのような記事があってほっとする。藤原先生が「反穀物の人類史」(みすず書房)、辛酸さんが「ポスト・サブカル焼け跡派」(百万年書房)を紹介していた。前者はお値段も張るがかなり気になる。一方レシピページ「日曜日のごちそう」は筍づくし。最近の時間的余裕に鑑みると、生筍の下茹でくらい軽々やりおおせてしまいそう。久々にやるか?ちなみにわたくしはシンプルな焼き筍が好きです。鉄フライパンでこんがり焼いて、仕上げに胡麻油と醤油ひとまわし。
 さて、 昨日とはうってかわって、商店街は静まりかえった雰囲気。店内もまだ落ち着いたままの午前中にCDプレーヤーが届き、さっそくセッティングして聴き始める。不具合などなく良い音。これでしばらくレコード買えなくても退屈せず過ごせそう。
<聴いたアルバム>
V.A./細野晴臣エスニックサウンドコレクション vol.1 ATAVUS 祖先
Leo Tommasini/arpoador
Nat King Cole/ After Midnight
Caetano Veloso/S.T.
渋谷毅・川端民生/蝶々在中
 安否確認のように訪ねてきてくださるお馴染みの方々を迎えて一日が終わる。
夕食はごく軽めに済ませる。JAPANGRAPH第6号(愛知県)読了。

 

4/20(月)

 朝、焙煎2セット。

 今日はオープンしてから知り合ったお客様や、日ごろお世話になっている方が次々ご来店。これは何かの総集編?もしかして第一部終わりとかそういうアレ?というくらいに。普段からあまり書かないようにはしているので個々のエピソードは控えるけれども、久しぶりに濃密な一日だった。閉店後、片付けなどの作業を一通り終えて自宅に戻ると、このところすっかり蕎麦アディクトな妻が張り切って蕎麦御膳の準備を整えていた。そう、今夜は自宅deほり場というスペシャルディナーなのである。一応付記しておくと、特に何かの記念日だったわけではない。

 夕食:十割蕎麦、いなりと出汁巻き(以上ほり場さんテイクアウトメニュー)、野菜揚げ浸し(里芋、人参、新玉ねぎ、スナップエンドウ。ほり場さんへの妻によるオマージュ)、大根と生姜の即席漬け。茹でたての蕎麦を堪能してから少しだけ晩酌*2。ほり場さんのお蕎麦は家で茹でてもとても美味しく、ついつい飲みすぎてしまった、といってもお酒ではなく蕎麦湯を。

  食後、今後の営業について二人で話し合い、定休日明けからイートインを休止する方向でほぼ決まる。なんという急転直下。しかしいろいろ思うところはあり、一応結論は翌日に持ち越すことに。寝る前に鶴見さんの「アメリカ哲学」に手を伸ばすが、ウィリアム・ジェイムズの章に入って数ページで寝落ち。

*1:記録のためと思って見出しを引用するのにもだんだん飽きてきた…

*2:蕎麦前という言い方からすると思いっきり順序逆ですけど、湯がくのも自分たちでとなればはそのほうが落ち着いて呑めるのは間違いない