珈琲山居のブログ

京都市の珈琲店、珈琲山居(こーひー・さんきょ)です。こちらのブログから、お店に関するお知らせや日々のあれこれをお届けします。

雑誌雑感(6)本の雑誌と書店

 本の雑誌 2021年5月号(特集 本屋がどんどん増えている!)

  よく見たら最新号ではなかったのだけど、特集に惹かれて久々に買ってみた。久々ではあっても中身はさほど変わらない印象*1。しかしこの雑誌を読み終える度、本って毎月たくさん刊行されるんだなーと、しょうもない感慨に浸ってしまう。同時に、これだけ本を取り上げながら連載のテーマはけっこう幅広いことにも感心する。

 自分がいつも最初にチェックする連載は平松洋子さんの「そばですよ」。この号では旅行会社のHISが新規事業として始めた蕎麦店「満天ノ秀そば」が取り上げられていた。書店では隣に6月号も置いてあり、やはり「そばですよ」だけチラ見したところ、なんと中野ブロードウェイのデイリーチコが載っていた。しかも前編・後編の2回掲載。中野ブロードウェイといえば、昔々フジヤエービック*2を頻繁に訪れていた時期があり、その頃のデイリーチコは大きなソフトクリームを売りにしたスナックコーナーか何かだったような・・・。蕎麦も食べられるなどという認識はまったくなく(そもそも蕎麦に入れ込んでもいなかった)、平松さんがどうしてこの店を取材しようと思ったのか非常に気になる。やっぱり買っておけばよかった。で、6月号を読んだらきっと続きが気になって次号も読みたくなるのだろう。いっそのこと定期購読しようか。本の雑誌なのに蕎麦につられてというのもおかしな話ではあるが、面白いのだもの。ちなみに「そばですよ」は単行本が出てから2年半ほど。そろそろ文庫化に期待したい。

 すっかり話が逸れた。特集で掲載されていた個人書店のうち、横浜の生活綴方と幕張のlighthouseは読み終えたばかりの「仕事文脈」18号(タバブックス)にも出てきておっ、と思った。なので2冊ともマガジンラックに立てている。

 あと、個人書店つながりでは最近出たばかりの「IN/SECTS」13号(合同会社インセクツ)の特集も書店だそうで、たぶんこれも店に置く。ということで次の休みにはまた書店に行こう。 

仕事文脈vol.18

仕事文脈vol.18

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*1:と書いてから既視感にとらわれ、3月にレココレを読んだときにも同じことを書いていたのを思い出した

*2:ブロードウェイにテナントとして入っていた中古CD店