珈琲山居のブログ

京都市の珈琲店、珈琲山居(こーひー・さんきょ)です。こちらのブログから、お店に関するお知らせや日々のあれこれをお届けします。

とりとめのない音楽ネタ色々

・だいぶ前、WEB版ローリングストーンで読んだブライアン・イーノインタビュー。2020年を振り返る中で出てきたエピソードが印象的だった。新潮クレストブックスあたりに収録されそうな翻訳短編小説の雰囲気を湛えていて、相変わらずいちいちかっこいいなこの人!と思う。ずっと紹介したかったのに、ずいぶん時間が経ってしまった。

rollingstonejapan.com


木村衣有子さんのTwitterで知ったノンアル飲料専門ECサイト「maruku」が面白い。木村さんも寄稿しているTalk and Esseyコーナーにて、主宰の桜井鈴茂氏と曽我部恵一*1の対談を発見。曽我部氏「お酒を飲んでいる時は、アルバムの選曲やジャケットとか全ての点において、ゆるい。完成度7割ぐらい。」「頑張って7割。もっとつめたら120点ぐらい行けるのになって思う昔のアルバムは多い。いい曲がすごい入ってるから。」とコメント。いつのどのアルバムだろう・・・。

maruku09.com

 

・ブラジルのシンガーソングライターLeo Tomassini*2の最近の動向を調べていて、栗本斉氏のnoteに辿り着く。音楽サイトReal Soundで始まったという連載『シティポップ(再)入門』をクリックすると、初回は竹内まりやの「プラスティック・ラブ」。この曲といえばある時期、外国人によるカバー版が突如として乱立したのが記憶に新しいけれど、「当時のファンからもちょっと浮いている存在」であり、本人の曲としては異色な位置づけだった、ということがわかりやすく解説されている。わたくし竹内まりやの昔のアルバムはけっこう好きでよく聴いたのですけど、オールディーズっぽさが色濃い他の曲に比べると、あれだけ妙にモダンというか、トレンディ風味を感じるのです(たとえて言えば火曜サスペンスっぽい)。だから熱唱するカバー版の動画を見つつ、よりによってなんであの曲・・・?と思ったもの。
 連載はこの後、竹内まりやの楽曲を大きく二分してまとめへ。具体的な曲へのリンクも掲載され、(再)入門にふさわしい凝縮された内容だった。結局、Leo Tomassiniのことは何もわからなかったが、この連載はチェックしよう。

realsound.jp

 

・いま出町座で、アメリカの映画監督ケリー・ライカートの「Old Joy」を上映している。この映画については音楽がYo La Tengoであること以外何も知らず、先日もお客様とそういう話になった。彼らが映画に提供した楽曲については、『They Shoot, We Score』というCDアルバムが出ていて、久々に聴いてみたらやっぱりよい。現在、CDは入手難のようだけども、たまたま昨日流れてきた松永さんのツイートによると、Apple Musicのサブスクリプションで提供されているそう。映画観て気になった方は是非。

*1:昔から親愛とリスペクトを込めて一方的に“ソカベ”と呼んでるので、こんな書き方をするとちょっとムズムズします

*2:2nd『Arpoador』は愛聴盤です