当店ではお席に着かれたお客様に、まずお白湯をお出ししている。
これはそもそも、ふだん冷たい飲み物を殆ど摂らない、という店主夫妻の生活習慣によるところが大きい。喫茶店といえばグラスのお水、しかも大抵は氷水が定番であるところ、いざお店をやっていくとなったときに*1、自分たちにフィットしないことをするのもなあ・・・と考える中で思いついたちょっとしたアイデアに過ぎない。
お白湯といっても、使っているのはいかにも喫茶店な雰囲気のグラスであり*2、見た目に変わったところはない。それだけに、グラスを手に取られた途端、ギャップに驚かれるのか「あ、お湯なんですね」といった反応が返ってくることが多い。中には「これくらいの温度の方が珈琲がおいしく飲めるってことですか?」などと深読みしてくださる方もおられるのだけれど、まったくもってそんな大仰な理由ではないのであった。
ともあれ、このお白湯サーブについては好意的な評価をいただくことも少なくなく、みなさんけっこうお白湯好きなのかも・・・と認識を改めた次第である。