珈琲山居のブログ

京都市の珈琲店、珈琲山居(こーひー・さんきょ)です。こちらのブログから、お店に関するお知らせや日々のあれこれをお届けします。

改修工事53日目(タイル貼り・続)

 今日も朝からタイル屋さんが来られ、土曜の続きのタイル貼り。作業は順調に進んだようで、午後には目地を埋めるところまで仕上がった。さっと帰っていかれた後の厨房には美しいタイルが残り、一同感嘆。

 2階では発注祭と柿渋祭が絶賛継続中。腰板二束40枚分の油拭きは朝のうちに終了し、次の束を塗りつつ、買い足すつもりの厨房用品を最終チェック。決めきれなかったいくつかの種類については、明日マツウラ*1に行って実物を確認してこようということになった。

 塗り作業を再開した14時半過ぎ、Wさん夫妻が現場に来られる。ふらっと立ち寄ったとのことでクロアのパン*2をお土産にいただいた。一通り進捗状況を説明し、2階にご案内。ほどなく別のお客様がお見えになり、あまりお構いもできず申し訳ないことであった。

 夕方、ちょっと丹後で野菜を買い、前夜のあまりの味噌汁などで簡単な晩ごはん。出始めた青ネギを軽く茹で、もろみ味噌と茗荷の甘酢漬けをあわせた酢味噌でぬた*3を作って酒肴に。ちょっと濃い目の味のもろみ味噌が、カリカリに焼いた油揚げとよく合う。お酒は不動の定番酒であるところの香取90純米*4をお燗で。

*1:堀川松原にある厨房用品の卸売店。分厚いカタログからの注文に対応してくれるほか、店頭に在庫があれば一点からでも買わせてもらえる

*2:「おいしいオリーブ」だった。わざわざありがとうございます。

*3:晩酌するようになって一番多く作っているのがぬただと思う。

*4:寺田本家(千葉)。無農薬米をほぼ削らず、無添加・無濾過で作っている。開栓すると糠漬けのような香りがふわっと。癖が強く好みは分かれると思うのだけど、60度近くの熱燗にしても酸がしっかり感じられて美味しい。ちなみに先代蔵元である故・寺田啓佐氏の著書「発酵道」は日本酒に興味ある方ならば必読