・たまにはタイムリーな更新を。本日からエチオピア中煎りのご提供を再開します。産地は従前と同じ、精製も同じく乾式(ナチュラル)です。生豆の状態で濃厚に立ちのぼるトロピカルな香りも健在でした。ただ前年度産と比べると、苺などのベリー寄りといいますか、少し甘酸っぱい感じの風味が増しているようにも。先週初めて飲んだアナエロビック精製のブラジル*1と似ているような気がするのは、まだ記憶が新鮮だからかもしれません。
・それにしてもあのブラジル、美味しかったなあ。アナエロビックに抱いていた勝手な先入観*2をあっさり覆されました。百聞は一杯に如かず。ブラジルの豆は今まで色々な産地のを試してもなぜかしっくりこず、自店で使うには至っていません。が、あれはちょっと焼いてみたいなと思いました。
・しかしアナエロビックの個性的な香り*3は生豆の段階でしっかり付いているものなのでしょうか。この精製の機序は殆どわかっていないのですが、これまでの経験上、生豆の段階で焼き上がりと同じような香りがしたのはエチオピアの乾式精製(の一部)だけだったもので、そういう意味でも興味が尽きないところではあります。あとは深煎りにしたらどうなるかですね。もったいないような気もしつつ機会があれば試してみたい。
・ということで長い独り言でした。今日もこの後10時開店です。